東の東大寺に対する西の大寺~ 『西大寺』
西大寺は真言律宗の総本山として南都七大寺の一つ。優雅な本尊の十一面観音菩薩像をはじめ、土壁のない本堂は総板壁による特異な建物、愛染堂はもと京都の近衛政所御殿を移築した寝殿造りの仏堂、また四王堂は当寺はじまりの由緒を伝える堂である。印象的だったのは称徳天皇を支えて活躍した希代の僧・道鏡禅師の像だった。
Updated Date : 2025-02-15 19:40:23
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本堂
日本有数の立派な尊像(高さ1丈8尺・約6m)、元は鳥羽上皇の御願による京都・法勝寺十一面堂院の本尊だった(撮影不可のためお見せできないのが残念)。
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道鏡禅師像
奈良時代の僧・道鏡の等身大の彫像で、爽やかなイメージである。皇位の簒奪(さんだつ)を目論んだ悪僧としてのマイナスイメージが広まり、平将門、足利尊氏とともに三悪人呼ばわりをされているが、日本仏教の礎を築いた傑僧の一人であることは間違いない。
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